溶融時の流動性が生む塗膜品質。ピンホールを抑える緻密な膜構造で、耐食・絶縁信頼性の確保をサポート。
■基本特性は似ていても、成膜時の「溶融流動性」が防食・絶縁の成否を分ける フッ素樹脂コーティングの選定において、PTFEとPFAの特性差を把握することは非常に重要です。両者ともに非粘着性、低摩擦性、優れた耐薬品性や耐熱性を備えていますが、焼き付け成膜時における樹脂の「動き方」に決定的な違いがあります。 PTFEは加熱時も溶融粘度が極めて高く、樹脂粒子が融合しにくいため、塗膜内部に微細なピンホールやボイド(空隙)が残りやすい傾向があります。 一方、PFAは熱をかけると滑らかに溶けて流動するため、粒子間の隙間を綺麗に埋め尽くし、非常に緻密で平滑な連続皮膜を形成します。 ■成膜プロセスの違いと実用上のメリット 【薬液やガスの浸透を遮断】 流動性に優れるPFAは、ピンホールレスが求められる耐食や電気絶縁の用途で高い信頼性を発揮。 【重ね塗りによる厚膜化】 溶融時の流動性が良いPFAは厚膜化にも対応しやすく、過酷な環境での長期耐久性維持に貢献。 求める機能や使用条件に応じた適切なフッ素樹脂の選定を支援します。仕様選定に関する技術相談から、実際の比較評価用の試作検証まで丁寧に対応いたします。
この製品へのお問い合わせ
基本情報
■流動特性の違いに注目し、ワークの要求水準に合わせて皮膜構造を最適化 滑り性や離型性を主目的とするPTFEと、ピンホールを極限まで抑えて防食・絶縁バリアを形成するPFAを、用途に合わせて的確に加工受託するフッ素樹脂コーティング技術です。 ■PTFEとPFAの技術的対比 【溶融特性と塗膜の緻密さ】 加熱時に流動しないPTFE(薄膜・滑り重視)に対し、溶融流動するPFAはボイドのない緻密な皮膜(防食・絶縁重視)を形成。 【アルミニウムや金属基材への適応】 半導体装置や化学部品に多用されるアルミニウム材などに対し、下地処理から焼成温度管理まで各樹脂の物性に合致したプロセスで施工。 【耐久設計の選択肢】 摩耗対策や簡易離型にはPTFE、薬品の透過抑制や高耐電圧が必要な箇所にはPFAの厚膜仕様を提案し、品質安定化を後押し。
価格帯
納期
※基材の形状・サイズ・数量により、納期は変動します。詳しくは当社までお問い合わせください。
用途/実績例
■樹脂の流動性を活かした使い分けにより、トラブル低減と機能付与を両立した施工事例 非粘着性だけを求める搬送ローラーから、厳格な遮断性が求められるケミカル配管・半導体パーツまで、特性差を活かして最適化されています。 ■主な樹脂使い分けの用途例と対象製品 【PFAが選ばれる用途(遮断性重視)】 アルミニウム製等の半導体製造装置部品、化学薬品タンク、配管内面(防食・電気絶縁、ガス透過抑制) 【PTFEが選ばれる用途(低摩擦・離型重視)】 各種ガイド部品、搬送シュート、薄板プレス成形爪(すべり性付与、ワーク付着防止) 【複合的な要求用途】 加熱と薬液が同時にかかる攪拌翼、ゴムや樹脂の成形金型(耐熱離型、耐薬品性の維持) ■導入によって期待できる効果 【選定ミスの回避による寿命延伸】 「フッ素樹脂ならどれでも防食できる」という誤認を防ぎ、用途に合った適正膜を施工することで突発的な母材腐食を抑制。 【工程設計のコスト最適化】 過剰スペックや機能不足を未然に防ぎ、必要十分な膜厚と樹脂選定によるトータルでの保全管理コスト低減を支援。
カタログ(1)
カタログをまとめてダウンロードこの製品に関するニュース(2)
企業情報
■機能性コーティングの受託加工メーカー 各種産業部品へのフッ素樹脂やPEEKコーティングなどの機能性コーティングの加工を行う専門メーカーです。 私たちは、ただ指示通りに塗るだけの加工業者ではありません。製造現場の「くっつく!」「滑らない!」「すぐ摩耗する!」といった頑固な表面のお悩みを、一緒に頭を悩ませて解決する一番身近な技術パートナーでありたいと考えています。 ■部品の課題を独自の表面処理で解決 非粘着性、耐食性、耐熱性、すべり性、帯電防止など、多様な機能をプラス。製造装置の長寿命化や、現場のメンテナンスの手間を減らすお手伝いをします。 ■関東エリアを中心に全国対応! 埼玉県春日部市の工場を拠点に、関東全域(東京、神奈川、千葉、茨城、栃木、群馬)から全国までスピーディに対応。 ■表面のお悩みは日建塗装工業までご相談ください! ・今のコーティングに満足していない ・環境規制(PFAS)に合う処理を探している など、図面段階の「こんなことできる?」から試作、量産まで一貫対応いたします。表面のガッカリをスッキリに変えるため、ぜひお気軽にご相談ください!











