ペーストの脱泡が簡単に行えます。ヒートシンクなどの脱泡はお任せください。加熱しながら脱泡するテストも可能です。
【特長】 • 脱泡と低温減圧処理による熱に弱い材料の効率的混錬・濃縮 真空環境下で沸点を下げ、加熱と同等の効果を得つつ、泡や気泡の除去を同時に実施。高粘度スラリーの均質混合や濃縮を可能にし、通常の濃縮器では難しい材料にも対応。 • ガス置換機能による酸化・劣化リスクの低減と高品質処理 窒素やアルゴンガスを用いた雰囲気制御で酸化反応を抑制。繊細な化学反応や生体材料の処理に適し、研究開発や精密製造現場の要求に応える。 【好適使用事例】 • 気泡の混入を抑えた樹脂・塗料の均質混合と品質安定化 真空下で脱泡しながら混錬を行うことで、塗膜や成型品の気泡欠陥を減少。仕上がりの均一性が向上し、電子部品や自動車部品など幅広い製品開発に適用可能 • 酸化を防いだ機能性素材の安定処理と配合開発 窒素やアルゴンの置換雰囲気で酸化劣化を抑制。医薬品原料、化粧品、食品添加物など、酸化に敏感な材料の研究開発や製造工程での活用が期待される。 • 高粘度スラリーの均質化と脱泡処理 電子材料や接着剤、塗料などにおける、ペースト状配合物の分散・混練・気泡除去の一括処理。
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基本情報
【石川式擂潰機の特徴】 以下のような特徴があります。 (1)独自設計により鉢内を均等・均一に撹拌擂潰処理が可能 (2)撹拌・擂潰の同時処理が可能 (3)駆動トルクが高く高粘度体の処理が可能 (4)ボールミル等に比べて処理エネルギーが低く「マイルドな加工」が可能 【製品の基本仕様】 (1)16ZD号 ・鉢内径:152mm ・鉢深さ:84mm ・処理容積:0.4L ・装置幅:510mm ・装置奥行き:540mm ・装置高さ:1320mm ・電源:100V 0.2kW (2)18ZD号 ・鉢内径:203mm ・鉢深さ:114mm ・処理容積:1.0L ・装置幅:610mm ・装置奥行き:680mm ・装置高さ:1500mm ・電源:100V 0.2kW 【デモルームのご案内】 石川式撹拌擂潰機の機能、性能評価のため実験機を無料でご利用頂けます。またお客様のご希望により撹拌擂潰処理を熟知した弊社スタッフがお客様の実験をサポートいたします。さらに、お客様の処理に最適な石川式撹拌擂潰機の機械選定と撹拌擂潰処理をご提案いたします。ご検討頂く際に是非ご利用下さい。
価格帯
納期
用途/実績例
スラリー、ペースト、コロイド、ケーキ、粉体の混合、すり潰し、撹拌、分散、混練、濃縮、乾燥、粉砕/粉末化をこれ一台で処理 ・電子部品材料(セラミックス粒子の整粒化) ・導電性インク、導電性接着剤(導電粒子の整粒化と接着剤の分散・混錬) ・IR透過性インク(分散・混錬) ・絶縁材、封止材(絶縁材の整粒化と封止材の分散・混錬) ・3Dプリンター材料(分散・混錬) ・水素吸蔵物質の合成処理 ・顔料、釉薬(顔料等の整粒化) ・金属(金、銀、銅、カッパー)ペースト ・ガラスペースト ・カーボンペースト ・二次電池 ・リチウム電池材料、全固体電池の電極材 ・カーボンナノチューブの分散 ・ガスセンサー ・砥石、砥粒、研磨剤 ・ブレーキシュー ・食品(味噌、あんこ、スパイス、ごま等) ・医薬品 軟膏(分散・混錬) ・薬品・化粧品(金属微粒子の整粒化と分散・混錬) ・化学・繊維素材 ・研究・開発用機器・装置(自動乳鉢機能) ・大学・研究機関・品質管理での撹拌、すりつぶし、分散、混練処理に(自動乳鉢)
詳細情報
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真空型(ZDタイプ) 堅型(自立型) 小型磁器鉢機械の第16号、第18号に固定型真空カバーを取り付けた機種。 真空ポンプとの組合せで嫌気性の材料をアルゴンガス、窒素ガス等の不活性ガスへのガス置換や減圧雰囲気での撹拌擂潰処理や材料の脱泡にご利用頂けます。 ・真空カバーの内側はステンレスコートを施し耐蝕性を高めました。 ※真空ポンプは付属しておりません。オプションでのご用意となります 現在、真空環境+加熱・冷却可能な装置の開発を行っております。 その開発機に関しても、導入試験室にてご使用可能です。
カタログ(5)
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弊社は、自動乳鉢の専門メーカーです。自動乳鉢(石川式攪拌擂潰機)の特徴は、独自技術により攪拌・(擂潰)擂り潰し・混合・混錬を一つの装置で同時に行うことができます。以下のような基本性能を有してます。 1.均一で精緻な混合が可能 ・粒度制御をしながら均一な混合ができる 2.粒径の均一化と制御が容易 ・微粉砕しながら、粒径を均一に整えることができる 3.材料の過度な劣化を防ぐ ・機械的なストレスが少ないため(マイルドな処理エネルギー)、過粉砕や化学変化を抑えつつ処理できる ・高エネルギー処理(ボールミルなど)では発熱による反応変化が起こるが、自動乳鉢では温度管理がしやすい 4.少量試作・実験向けに適している ・ボールミルやプラネタリーミキサーは大量の原料が必要 だが、自動乳鉢は最小0.5gの試作が可能 ・プロセスのスケールアップにも対応しやすい(小規模→大規模への適用が容易) 5.スラリー、ペースト、高粘度材料の処理も可能 ・乳棒回転のモータートルクが高いため、高粘度材料でも処理ができる