表面処理技術でイジェクトピンのトラブルを解決!柔らかい樹脂でもはりつきにくく難なく脱型
■イジェクトピンとは 押出しピンとも呼ばれ、成形品を金型から押出して取出すために金型に組み入れられているピンのことです。 イジェクトピンはほとんどの射出成型金型で使用され。形状、材質、大きさなどさまざまなものがあります。 丸ピン、角ピン、中ツバピンなどの形状や、SKD-61、SKH-51などの材質の組み合わせで脱型に適切なピン選びが大切です。 ■イジェクトピンの離形抵抗を低減させる方法 イジェクタピンの離形抵抗を低減するためには、金型の設計、ピンの配置や形状選択、成形条件の見直しなどの 方法があります。しかし、はりつきやすい材質や、柔らかい樹脂の場合、ピンにはりつき脱型不良が発生します。 このような場合は、表面処理技術を活用して検討することが必要です。 ■イジェクトピンの離形性を向上させる表面処理 イジェクトピンは金型から突き出す必要があるため、離形だけでなく耐摩耗性や寸法変化安定性が求められます。 吉田SKTのバイコートは、イジェクトピンへの採用で、スムーズな脱型を実現した実績があります。 バイコートの詳細はカタログをダウンロードしてご確認ください。
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基本情報
成形工程で、増産に対応するため成形時間を短縮したいというご要望でした。 従来より早い時間で金型から樹脂を脱型しようと試みたところ、まだ樹脂が十分に固まっておらず、 イジェクトピンが刺さって抜けなくなるトラブルが発生。そこで樹脂の脱型を良くするコーティングが検討されました。 「バイコート」は、非常に優れた離型性を備え、柔らかい状態の樹脂でもくっつくことなく滑らかに離型します。 寸法精度も良く、金型のように寸法精度が厳しいものにも心配なくコーティングができます。 さらに硬度が高いので金型のように高い圧力がかかる環境でも使用でき、生産効率の向上、部品の増産に成功しました。 ※解決事例は冊子をご覧下さい。お問い合わせもお気軽にどうぞ。
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企業情報
製造装置や機械部品の性能を最大限に引き出すため、 吉田SKTは数百種類の表面処理技術から、お客様だけの「最適解」を導き出します。 ・粘着トラブルによる生産性低下 ・摩擦による製品品質の不安定化 ・腐食による設備の早期劣化 こうした製造現場の課題に、豊富な実績と確かな技術力で応えます。 1963年、フッ素樹脂加工を開始。 1968年には米国デュポン社(現ケマーズ社)とのライセンス契約を締結し、 自動車から医療、航空宇宙まで、2,000社を超えるお客様の製造革新をサポートしています。 さらに2024年にはPFASフリーコーティングを開発するなど、次世代製品の開発にも注力。 持続可能な製造業の発展に貢献します。 名古屋・東京・山口の3拠点体制で、量産から特注品まで柔軟に対応。 一貫した品質管理体制により、確かな品質をお届けします。 製造現場の課題解決は、表面処理のエキスパート、吉田SKTにお任せください。