香気成分データベースによる自動定性と揮発成分をモニタリングできるSIFT-MSを組み合わせた簡便な分析方法をご紹介します。
【分析試料】 レモンサワー(アルコール度数 3%) 【分析結果】 ダイナミックヘッドスペース(DHS)-GC/MS法によりレモンサワー中の香気成分を分析し(図1)、Aroma office 2Dにて自動定性を行いました。その結果、約120種類の香気成分がレモンサワー中に含まれていました。 一方、レモンサワーを開封した際の官能評価を行った結果は『甘酸っぱい花のような香り』でした。そこで、このにおいの質を連想させる化合物4種をAroma office 2Dでの定性結果から選定し、レモンサワーのオルソネーザルアロマ(鼻先で感じる香り)をSIFT-MSで定量しました。結果を表1に示します。さらに、SIFT-MS分析ではこれらの成分がレモンサワーの開封直後から香り立つ様子を捉えることができました。
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表1 官能評価でのにおいの質を連想させる成分の定性結果およびSIFT-MSによる定量結果
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