ゲミュージャパンの製品・サービス一覧

眼軟膏を製造する際は，複数の成分を最適に混合するとともに，無菌状態を保つことに注意する必要があります。 そこで無菌性に特化したダイアフラムバルブに、コンビスイッチなどのアクセサリーを搭載し、システムを自動化しています。

『太陽電池用ウェハー製造工程の排水処理』は,使用済スラリーの処理により発生した,様々な成分を含む排水を処理するプロセスです。 排水には主に,油脂,酸,アルカリ,重金属が含まれており,また固形物を多く含む場合もあります。 このような排水を法規制に従って廃棄ないし下水に放流するためには,適切な前処理が必要です。原水をろ過・中和したのち逆浸透装置を通すことで,下水道へ放流することができます。

スラリーのハンドリングは,主に3ステップに分けられます。 ・調整と混合 ・供給と輸送 ・除去と回収 GEMÜ製品は抵抗の少ないシート形状で,バルブと流体の双方に負荷をかけない設計となっています。 接液部の材質はすべてPTFEまたはPFAとし,十分な耐薬品性を備えるとともに,砥粒を含むスラリーの研磨性に対しても高い耐久性を持ちます。

プラスチック製のバルブやフローメーターだけでなく,GEMÜはスライススラリーを低負荷で効率良く流すステンレス製コンポーネントにも強みを持ちます。 GEMÜのバルブ設計ノウハウは,ステンレス製バルブ分野での長い経験の中で培われてきました。

『産業排水処理』は,食品産業・醸造業・化学工業などで発生する排水を処理または再利用するためのプロセスです。 排水処理の目的は様々で,プロセスへの還流、受水槽への給水,下水道への放流などが挙げられます。製造業では,各種製造プロセスのクローズド化と原料再利用を重視する企業もあります。原料の再利用は環境負荷を低減させるとともに,コスト低減に大きく貢献します。 豊富な経験と幅広い製品群をもつ当社は,多様な用途に対して常に適切な技術と製品を提供いたします。 【主な処理方法】 ■太陽電池用ウェハー製造工程の排水処理 ■メッキ工程の排水処理 ■食品産業の排水処理　など

太陽電池の製造にもウェットプロセスが組み込まれており,ここでは流体の純度が保たれること以上に,コンポーネントの耐薬品性が重視されます。 GEMÜ社はPFA,PVDF,PPコンポーネントを幅広く提供しております。

『飲料水処理』は、地下水を飲料水としての基準を満たすために処理することです。 当社では、厳選した材料のみを使用し、かつ品質管理システムでチェックすることにより、品質の高いコンポーネントを提供いたします。 処理設備を効率的に運転するには、使用するすべての製品をそれぞれの使用条件に適合させなければなりません。当社は長年の経験によってこれを実現いたします。 【原水の処理工程】 ■浮遊物の沈澱生成または凝集 ■活性炭による溶存有機物の吸着 ■限外ろ過（UF） ■塩素添加または紫外線照射による滅菌　など

『海水淡水化』は、世界の人口増加に伴う水需要を補うために効果的な方法の一つで、当社では様々な技術とシステム、飲料水用規格に準拠する製品を提供いたします。 海水淡水化するには前処理が必要です。前処理済みの海水を淡水化処理過程へ送り、蒸発または逆浸透という方法で淡水化していきます。 当社では脱塩した水のミネラル分を再添加した後、飲料水として給水設備に供給されるまでの機材と制御システムをご提案します。 【処理方法】 ■逆浸透膜ろ過 ■MSF 法（多段フラッシュ法） ■MED 法（多重効用法）　など

『限外ろ過（UF）』は、既に確立された飲料水処理の手法で、様々な原水から飲料水を得るのに適した飲料水処理法です。 処理すべき水に僅かの圧力（< 0.1MPa）をかけ、孔径約 0.01 μmの浸透膜に通します。これにより極めて微細な粒子・懸濁物・花粉・細菌、さらにウイルスなどを除去することができます。 硬化塩、ミネラルあるいは分子などの溶存物質や低分子物質は水と共に膜を通過します。

『イオン交換』は、飲料水を各種イオン交換体混合物の層を通すことで部分的に脱イオン化する飲料水処理法です。 地下水は場所によってはアルカリ土類イオン・炭酸塩・硫酸イオンなどを多く含んでいます。硬水は家庭だけでなく貿易や産業にとっても大きな問題であり、硬度の原因となる塩類を飲料水から除去する必要があります。 脱イオン化により硝酸塩・硫酸塩・酸水素塩（HCO3-）および硬水の原因であるカルシウム・マグネシウムを減少させることができます。

処理後の飲料水は，上水道に入る前に遠紫外線（UVC）照射により殺菌されます。これは水中になお残っている微生物を不活化し，増殖を抑えます。 紫外線装置にはステンレス製の照射チャンバーがあり，紫外線ランプは石英ガラス製の保護チューブに収められて反応チャンバー内に組み込まれています。

『活性汚泥法』は、処理すべき水を曝気槽に入れ，酸素を吹き込んで微生物と接触させて有機不純物を除去する排水処理法です。 排水中の物質が分解される過程で微生物が繁殖し，余剰汚泥が発生します。浄化された水と汚泥は最終沈槽で分離され、分離されたバイオマスの一部は、曝気槽に戻されます。 残りは汚泥処理工程に送られ、浄化された水は溢流堰を超えて、次の処理工程または受水槽に入ります。

『固定床ろ過法』は、曝気ゾーンと非曝気ゾーンは物理的に分離され生物学的排水処理・バイオマスの保持・固形物のろ過が1つの反応槽内で行われる排水処理法です。 従来の活性汚泥法と異なり，細菌を自由浮遊させず,膨張粘土またはプラスチック（ポリスチレンなど）製のボールに生物膜として付着させます。 固定床に付着した細菌は汚染成分をバイオマスに転換します。このバイオマスは排水中の固形物と共に濾材に保持されます。

『逆浸透膜ろ過(RO法)』は,自然の浸透現象の過程を逆にした海水淡水化法で,蒸留法に比べてエネルギー消費量が少なくなります。 海水に高圧（5.5 ～ 8MPa）をかけ，水分子のみを通し溶存塩類を通さない半透膜を通過させます。 透過した水は飲料水として使用することができます。

『MSF法（多段フラッシュ法）』は、熱源として余剰蒸気が利用できる場所で主に採用される海水淡水化法です。 原水は数段階にわたって加熱されます。塩水は、圧力が段階的に低下していく蒸発室を次々に通過します。 発生する蒸気は蛇管で凝縮されて飲料水となり、同時に流入する海水を予熱します。最終段階を経た水は次の処理工程に送られます。

『MED 法（多重効用法）』は、隣接する発電所の余剰熱を利用し、段階的に上昇する負圧のもとで蒸発を行う海水淡水化法です。 原水はいくつかの段階を通して、凝縮蒸気で内側から加熱された伝熱管に繰り返し噴霧されます。 水は蒸発した後、次のチャンバー内の伝熱管で凝縮され、凝縮熱が回収されます。このようにして得られた蒸留水をシステムから取り出します。

『メッキ工程の排水処理』は、金属イオン、シアン、クロム、塩類などが 含まれる排水を苛性ソーダなどのアルカリ薬剤を加えて金属分離させる 工業排水処理プロセスです。 沈澱剤として炭酸塩や硫化物を使用することもあります。有毒アニオンは 酸化または還元により分解します。

『食品産業の排水処理』は、有機物を多く含む排水を処理する工業排水処理プロセスです。 食品産業ではどの分野でも有機物を多く含む排水が発生します。 その処理には、油脂の分離・解乳化・汚泥処理・中和など様々な方法が 必要とされます。 中和装置では排水の pH 値を常に監視する必要があり、公共下水道に放流 するために、pH値を6.5～9.5の範囲に収めなければなりません。中和は 排水をバッファータンクに送入し攪拌することで行います。

『プロセス用水』は,工業分野において,システムを左右する重要な要素であり 特定のプロセスに適した化学的性質を持ち,設備部品を損傷しないような適切な品質の水が必要となります。 当社では,様々なプロセス用水や化学薬品のハンドリングに適した,信頼性の高いバルブを提供いたします。

「純水・超純水」は,製薬・バイオテクノロジー産業での医薬品や材料の製造,マイクロエレクトロニクス産業,半導体産業などで必要です。 純水は製品の品質や製造プロセスの効率に大きく影響するため,そのプラントコンポーネントも極めて厳しい要求が課されます。 当社では,超純水の処理・ 供給設備およびプロセス設備での使用に特化したダイアフラムバルブをご提供します。

発電所には、様々なプロセス用水回路があり、それに対応して原水の浄化処理や、排水を下水に放流するための前処理が必要です。 当社では、各種処理プロセスに水を供給するためのバルブをご用意しています。

ボイラー設備では,水中の溶存塩による腐食や沈積が問題となり,これらを避けるため,ボイラー用水の品質に関しては蒸気発生装置の運転方法や構造により様々な要件が課せられます。 当社では、ボイラーへ水および化学薬品を供給するためのバルブを提供いたします。

「高度精製水（HPW）」は,一般的に製造の最終段階において,粒子や細菌,パイロゲンなどを除去し,限外ろ過装置を設け,精製水の品質を維持します。 「精製水（PW）」は,膜分離法とイオン交換法を組み合わせて製造されますが,電気再生式純水装置（EDI）ではこの両方を組み合わせて製造します。 当社では,超純水の処理・ 供給設備およびプロセス設備での使用に特化して開発した,ダイアフラムバルブをご用意しております。

注射用水（WFI）の製造は,要求される蒸留水の量・温度に応じて多重効用缶式,熱圧縮式の蒸留器を使用します。 「熱圧縮式」は,発生した蒸気をヒートポンプにより加圧し,温度を100℃から140℃に高め,供給水の加熱に利用します。 当社では,超純水の処理・ 供給設備およびプロセス設備での使用に特化して開発した,ダイアフラムバルブをご用意しております。

超純水（UPW）は,半導体や太陽電池用ウェハーの製造工程で多く使用されます。 ウェハー表面に付着した研磨剤は洗浄工程で除去され,最終工程で超純水によって再度洗浄されます。 その後のエッチング工程で発生した残留物を除去するためにも超純水による洗浄が必要となります。 このような製造工程中のウェハー表面を清浄に保つことが,発電効率を最大限に発揮することにつながります。 当社では,超純水の処理・ 供給設備およびプロセス設備での使用に特化して開発した,ダイアフラムバルブをご用意しております。

ハイテク分野の多くでは,プロセス流体の純度が製品の品質と生産量を決定します。 GEMÜ製品は生産設備の中で,洗浄,コーティング,エッチング,充填プロセスの流体制御を担っています。 化学薬品の供給分野におけるGEMÜ社の強みは,あらゆるアプリケーションに対応する豊富なラインナップと,高耐久で流体の純度を低下させないことです。

半導体産業では,物質の溶解や洗浄のために有機溶剤が使用されています。 洗浄に用いられる溶剤は特に腐食性が強く,取り扱いが困難なため,バルブには高い耐薬品性が求められます。 GEMÜは高いKv値と耐薬品性を兼ね備えた製品群を提供致します。 製品は純度を保つため,原則としてステンレスおよびPFAで製作しています。

ハイテク産業において製品の最終的な品質は,超純水ないし純水と呼ばれる水の清純度によって決まります。 GEMÜのハイピュリティーダイアフラムバルブは超純水の処理,輸送供給とプロセスラインでの使用を前提に開発されました。 またハイテク産業向けに限らず,GEMÜは水処理に関わる設備向けに幅広く製品をラインナップしております。

プロセス排水は多種多様であるため,設備やコンポーネントには高い処理能力が求められます。 新たな生産プロセスが排水の物理的,化学的環境負荷を増大させる一方で,排出量低減,水質基準への要求も厳しくなっています。 GEMÜはプロセス排水の種類や温度,圧力に応じて,主にPP,PVDF,PFA製の,排水処理に最適なコンポーネントをご用意しております。

GEMÜのバルブ,計測器,制御システムはウェットプロセスに使われるような腐食性ケミカルに接しても素材の溶出を起こさず,流体の純度を高いまま保持します。 GEMÜ社よりPFA製のダイアフラムバルブ,ブロックバルブ,圧力計,超音波流量計が提案できます。

調達コストと環境負荷低減の両面から,スラリー回収は必須です。 このアプリケーションには,GEMÜよりプラスチック製ダイアフラムバルブ,金属製ダイアフラムバルブをご提案いたします。

超高純度溶剤を用いるアプリケーションには,通常ステンレスが用いられます。 GEMÜのステンレス製バルブは,最適化されたボディ形状により高いシール性能を実現します。 また,アクチュエーターとボディは耐薬品性に優れているため,安心してお使い頂けます。

GEMÜのマルチポートブロックバルブは,自由度の高いコンパクトな構造と, それによる低コストを特徴としています。 ブロック一つで,バルブ複数台分の機能を有します。 材質はステンレスおよびプラスチックからお選びいただけます。

半導体の製造工程では数多くの腐食性化学薬品が使用されているため,大部分の排水は化学的に中和する必要があります。 これらの工程から出る排水の処理には,高い耐薬品性を持つGEMÜの各種フッ素樹脂バルブが使われます。

製品の品質に関わる超純水のハンドリングには, 厳格な管理体制の下で製造されたGEMÜのPVDF及びPP製の製品がご提案可能です。

このアプリケーションでは,GEMÜのPFA製バルブ・継手・計測機器が使われます。 高品質な材料とメタルフリー構造で,流体の純度を低下させません。

多量のケミカル流体を使用する一般工業分野でも,GEMÜの各種フッ素樹脂製コンポーネントはご使用頂けます。 バルブは最大100A(4')のサイズまでラインナップしております。

半導体工業において超高純度溶剤が使用されるラインでは,耐薬品性と価格の両面から高度な要求がなされます。 GEMÜは高い流量能力と優れた経済性を併せ持つ,PFA製品群を広範囲にわたって提供しています。

GEMÜは,水の流量コントロール・計測に幅広く活躍する汎用バルブを,PVDFおよびPP製でもご提案可能です。 またユニークなプラスチック製のマルチポートブロックバルブは,入り組んだ配管の省スペース化に最適です。

このアプリケーションでは,GEMÜのPVDFおよびPP製バルブが使われます。 高品質な材料とメタルフリー構造は脱イオン水のハンドリングに適しています。

工業生産その他大量の水を使用するところでは,それだけ多くの排水を処理します。 大量かつ汚染度の高い排水を扱えるよう,GEMÜのバタフライバルブ,ダイアフラムバルブ,コントロールバルブ,ボールバルブ,計測器,制御システムがご提案可能です。