コンプレッサの設置環境は、コンプレッサの寿命や圧縮空気の安定供給やランニングコストなど多くの部分に影響を与えます。 コンプレッサの周囲は必ず取扱説明書に記載された温度を保ちましょう。 温度異常でコンプレッサが停止してしまうと、生産ラインに不可欠な圧縮空気の供給ができなくなり、 生産活動に支障をきたすことがあります。 対策として、適切な換気を行うことで温度の上昇を抑えることができます。 必要な換気風量は、コンプレッサの出力ごとに異なります。 ※PDF資料で換気風量の参考値を掲載しております。 ＜POINT＞ 全体換気は、外気と室内の空気を混ぜて外に出す換気方法です。 設置環境によっては局所排気の方が効果的な場合もあります。 ※イラストも入れて簡単にまとめた資料をPDFでご確認いただけます。

湿式塗装ブースの悪臭の原因は、水槽内の水に塗料が混入し、 塗料内の有機物を餌にバクテリアが 繁殖し水を腐敗させるから です。 臭いの元となるスラッジ（塗料カス）の処理を怠ると臭いはますます強くなります。 特に夏は気温が高く、バクテリアが活発に増殖します 。 対策を講じないと、臭いと共に作業環境も劣悪になってしまいます。 また、悪臭が発生していると、作業環境が悪化するだけではありません。 水槽水の水質も悪く接液部の腐食（錆）に繋がるため、 塗装ブースの寿命も短くします。 作業環境保護や設備を長寿命するため、対策をしましょう！ 詳しい対策方法は、PDFよりご確認ください。

コンプレッサは周囲の空気を圧縮するため、そこに含まれる水分や油分なども吸い込んでいます。 吸い込みフィルターでは小さい粒子を捉えることはできません。 また、これらは空気とは違い圧縮しても体積は小さくならず、 濃度が上がった状態で圧縮空気系統に流れていきます 。 この状態だと圧縮空気を使用する装置の故障や、 工場で作る「 モノ 」に 悪影響を及ぼす恐れがあります 。 そうしたリスクを低減させるためにフィルターを使用します。 フィルターは、不純物を除去するデバイスです。 フィルターには、取り除く粒子の種類や大きさによってさまざまな種類があります。 代表的なものは、油分や異物を取り除くフィルタがあります。その他、臭いや菌を取り除くフィルタもあります。 しかし、フィルターを使用していても注意が必要です。 続きはPDFでご確認いただけます。

冷凍式のドライヤを使用している場合、「フロン排出抑制法」により、 簡易点検と記録簿の記載が義務付けられています。 今回は点検の概要や確認するポイントをご紹介します。 ＜点検の概要＞ ・ドライヤの自主点検は、3 か月に一回以上の頻度で行う ・点検は、目視による簡易点検 ・点検内容は点検簿に記載のうえ、廃棄するまで保管する必要がある POINT 点検簿には決まった形式がありませんが、 W E B 上でメーカや自治体などが見本を公開しています ＜点検項目＞ ・機器の異常振動・異常運転音がしていないか（ 普段と違う音がしていないか） ・油にじみはないか（ 機器内部の冷媒配管やその周辺） ・普段ついていない場所に霜はついていないか（ 冷媒配管・熱交換器） ・一見して壊れていないか、さび・腐食が発生していないか ・蒸発圧力計の指示が運転時ブルーゾーンに入っているか POINT ブルーゾーンとは、圧力計の目盛が青色になっている部分のことです。 法令で定められた項目以外にも、日常的に点検・確認すべきあります。 続きはPDFでご確認いただけます。

日本には四季があり、世界的にみると年較差が大きいです。 そのため夏では30度以上、冬では10度以下にとなります。 希釈するシンナーの種類は、主に下記3つに分けられます。 ・標準のシンナー…一般的な希釈シンナー ・夏用シンナー…標準シンナーより揮発しずらい ・冬用シンナー…標準シンナーより揮発しやすい 日本の夏は25℃を超える日が続くため、 希釈シンナーが揮発しやすい環境になり、塗料が早く乾くようになります。 そのため、環境に合わせた適性なシンナーを使用することを推奨します。 冬は10℃を下回る日が続き、希釈シンナーが揮発しづらい環境になり、塗料の乾きが遅くなってしまいます。 そのため、冬用シンナーを活用して揮発速度を調整しましょう。 シンナーの種類による塗膜の影響など、 詳しい内容は、PDFよりご確認ください。

工場のエア漏れ対策は実施されていますか？ エア漏れは大幅に電気代を消費するにも関わらず、見落とされがちです。 例えば、とある工場でコンプレッサにかかる電気代が年間500万円、エア漏れ率が20％だとすると、 エア漏れのために100万円も電気代を払っていることになります。 新築工場でも3～5％のエア漏れが起きていると言われ、30年間エア漏れ対策をしていなかった工場では、 漏れ率が40％に達した例もあります。 ＜POINT＞ まずは自社でエア漏れの確認をしてみましょう。 エア漏れの箇所の特定の仕方として、工場内が静かな休日などに巡回して、 エア漏れ音の有無を確認します。 音を検知したら手をかざして、エア漏れの場所を特定します。 疑わしい場所に石鹸水を垂らすと、ブクブクと泡立つため、漏れ箇所が特定できます。 ※さらに詳しいエア漏れの確認方法や、対策のPOINTはPDFでご確認いただけます。

白化とは、塗面の仕上がり状態に艶がなく、白く濁る現象のことを言います。 別名、ブラッシング・白濁・ブルーミングとも言われています。 白化は未乾燥の塗面が結露することで発生します。 コップに冷たい飲み物を入れると、外側に水滴がつきます。 これはコップ表面の空気が冷やされて、水滴になるからです。 同じことが塗面で怒ると白化が発生します。 ※発生しやすい条件や対策方法は、PDFをご確認ください。

空気中には水蒸気が含まれています。この水蒸気は圧縮空気を作る過程で空気と共に圧縮され、 空気タンクや配管内で冷やされ水滴となります。 身近な例でいうと、夏に冷えた飲み物のコップ周辺についている水滴がイメージしやすいです。 空気中の水蒸気は温度が高いほど多く存在し、低いほど少ない乾燥した状態です。 温度が25℃と30℃の時で確認すると、1㎥あたりの水蒸気の量は気温が高くなるに比例して多くなります。 ＜25℃と30℃の飽和水蒸気量＞ ・25℃　→　23.0g/㎥ ・30℃　→　30.3g/㎥ 気温30℃、湿度100％の空気が25℃に下がると、飽和水蒸気量の差である7.3gの水蒸気が結露します。 温度が高いと1㎥の水蒸気量が増える ＝ 夏場はドレンが出やすくなる ※日常のドレン対策方法をPDFで紹介しております。

塗料の圧送でよく使用されるダイアフラムポンプですが、構造的に必ず脈動が起こります。 今回は脈動について解説します。 ◎塗装不良につながる理由 脈動によりスプレーガンの吐出量にバラつき、パターン幅と膜厚にも変化が発生します。 その結果、色味が変わるなどの外観不良・塗膜性能の低下につながります。 ◎なぜ脈動が起きるのか？ 塗料を送り出すポンプの往復運動が原因です。 往復運動の切替わりのタイミングで圧力が抜けてしまい、配管内の圧力が変動して脈動が起こります。 ※脈動とは 脈動とは、液体を供給する配管内の圧力が変動する症状のことです。 塗料を供給する機器のうち、往復運動ポンプは脈動を発生させやすい特徴があります。 ※イラストを入れた詳しい説明や、脈動の対策方法はPDFをご確認ください。

湿式ブースをしっかり管理しないと、正しい性能が出ないばかりか製品劣化を早め、さらには周辺環境まで悪化させてしまいます。 このようなことに、心当たりはありませんか？ □水槽内に塗料スラッジが溜まっている □ブースの吸いが悪い気がする □ワーク（被塗物）にブツがつきやすい □ブースや室内の排気ダクトが錆びている 1つでも当てはまったいたら、トラブルが起きるかもしれません。 トラブルの事例や、湿式ブースの正しい管理方法はPDFよりご確認ください。

コンプレッサを適切に選定できていますか？ 同型の機種を選定、吐き出す空気量だけで選定では、 適した機種を見逃しているかもしれません！ ＜コンプレッサの選定ポイント1＞ ・圧縮空気の品質 圧縮空気の品質を決める要因にオイル、ダスト、水があります。 この3つは悪玉な性格を持っているので、この要素が少ないほ圧縮空気の品質が高いといえます。 圧縮空気の品質は、自社の生産設備や製造工程に合わせて決定します。 ＜コンプレッサの選定ポイント2＞ ・コンプレッサの価格と性能 ＜コンプレッサの選定ポイント3＞ ・コンプレッサの制御方式 自社に適した制御方式のコンプレッサを選定しないと、知らず知らずのうちに消費電力をムダにしているかもしれません。 選定の中でコンプレッサの本体価格も重要ですが、性能も大事です。 同じ出力でも性能が異なると動力原単位が異なり、消費電力の差になります。 ※その他の選定ポイントや、詳しい内容はPDFをご確認ください。 #エアコンプレッサー　#消費電力　#空圧

人体や環境への負荷が低い塗料の開発は進んでいますが、未だに塗装は有害な有機溶剤を用いることが多いです。 今回は、局所排気装置（塗装ブース）と労働者の安全と健康の確保を目的として定められた各種法規との関連について解説します。 ●局所排気装置と関連法規 局所排気装置と関連する各種法規をご紹介します。 ●装置の種類と性能条件 局所排気装置やプッシュプル型換気装置には性能条件が定められており、種類に応じて定められた制御風速を満たす必要があります。 ●各装置の風速測定ポイント 実際に風速を測定するポイントをご紹介します。 詳しい内容は、PDFよりご確認ください。

夏の暑さによる冷凍式ドライヤのトラブルはイメージしやすいかと思いますが、冬の時期にも発生するトラブルはあります。 今回は冬季や寒冷地で発生する冷凍式ドライヤの凍結リスクについて解説します。 ●凍結リスク 凍結時の症状 ・ドライヤ出口の空気圧力が低い ・圧縮空気が出ない Point ドライヤの配管内のドレンが凍結してしまうと、空気の通り道が狭くなりドライヤ出口の空気圧力が低い、圧縮空気が出ないこともあります。 対策方法はPDFでご確認いただけます。

塗装における塗料噴出量の管理は品質やコストにおいて重要です。 今回は、圧送式スプレーガンの少吐出量（50cc/min未満）での塗装における注意点を解説します。 ●自動スプレーガンでの課題 ・詰まりにより塗料噴出量が徐々に少なくなる ・時間が経過するとともに塗装するポイントがずれていく →原因と対策はPDFをご確認ください。 ●塗料供給側での課題 ・供給装置に付属している塗料（または空気）減圧弁は低圧領域の調整が難しく、吐出量の再現性が低い ・ダイアフラムポンプの場合、脈動により吐出量が変動し、塗装不良が発生する ・沈降性の高い塗料は沈降防止のために塗料を循環させることがあるが、 　塗料の圧力を下げると流速が落ちて沈殿してしまう →原因と対策はPDFをご確認ください。

一般的に多く使われている冷凍式ドライヤは、 一体型と別置き型の2種類がありますが、それぞれ特徴を解説いたします。 それぞれの特徴を把握し、自社に合った機種選定をしましょう！ ●一体型（ドライヤ付きコンプレッサ） ・設置面積が少ない ・ドライヤとコンプレッサを別々で購入するより割安 ・ドライヤの配管工事、電気敗戦工事もないため費用を抑えられる。 ●別置き型 ・コンプレッサからの熱の影響を受けにくく、効率的に安定した除湿性能を発揮できる。 ・部品の消耗も抑えられ、故障リスクが低い ・ドライヤが故障した場合でも、ドライヤが独立しているため、単体での修理対応が可能。（修理中の水分除去は不可） その他、一体型と別置き型の比較はPDFでご確認いただけます。

空気タンクの役割としては、以下の5点があります。 1、圧縮空気の脈動の緩和 2、圧縮空気の冷却 3、圧縮空気中の水・油分の分離 4、コンプレッサの頻繁な発停（負荷・無負荷運転）の防止 5、瞬間的に多量の圧縮空気を使用した際の圧力低下の防止 それぞれの詳しい説明を、PDF資料でご確認いただけます。

塗装ブース（局所排気装置）は有機溶剤中毒予防規則により第１・２種の有機溶剤を使用する場合は設置が義務付けられています。 塗装ブース（囲い式）には、『湿式』と『乾式』の2つタイプがあります。 湿式：排気ファンで高速気流を作り、それによって起こる水の吸引作用を利用して塗料ミストを捕集させる方式 乾式：塗料ミストをフィルターに直接捕集させる方式 ＜選定ポイント＞ 1、ワーク（被塗装物）のサイズ 2、塗料 3、補修効率 4、価格 5、メンテナンス性 6、設置場所 PDFで、選定ポイントの詳細をご確認いただけます！

今回はエアドライヤの除湿方法について解説します。 ＜除湿方法＞ 1、中空糸膜方式（メンブレン方式） 高分子でできた水蒸気のみ通りやすく、空気分子は通りにくい分離膜を利用する方式です。 ◎特長：電源が不要のため、設置が容易 2、吸着式（ヒートレス式） 圧縮空気の水分を乾燥剤に吸着させて除去する方式で、空気の乾燥度はきわめて高いものが得られます。 ◎特長：低い露店や超ドライエアに対応可能 3、冷凍式 圧縮空気を低温の冷媒ガスにより強制的に冷却して、圧縮空気中の水分を凝縮させ排出する方式です。 ◎特長：初期導入費用が比較的安い それぞれの除湿方法には、特長以外に留意するポイントがございます。 詳しくはPDFでご確認いただけます。