包装機の送り機構 ガイド部品のコーティング変更によってコスト削減
フィルムなどを滑らせる工程(送り機構)において、送り機構のガイド部には、すべり性や付着防止を目的に、ふっ素樹脂コーティングなどが施されます。しかしながら、搬送中にワーク(フィルムなど)がガイドへ貼りついてしまい、一時的にライン停止してしまうことがあります。 これは樹脂同士の摩擦で生じた静電気により、ワークがガイド部などに付着して滑らなくなってしまうことが原因です。 そうなると、生産ラインがストップしてしまうので復旧作業をすることになります。 日常的に発生するようだと、時間やコストの上昇につながってしまいます。 通常のフッ素樹脂は静電気を溜めてしまいますが、当社の帯電防止フッ素樹脂コーティング(Pass-e Coat)は、 発生した静電気を逃がすことができるので、静電気によるワークの付着を防止することが可能になります。 静電気によるワークの付着によるライン停止などでお困りでしたら、一度ご相談ください。
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基本情報
【帯電防止機能】体積抵抗値 Pass-e Coat 10^4~10^8 Ω・cm(比較:一般的なふっ素樹脂コーティング 10^16~10^18 Ω・cm) 【ラインナップ】 ・PTFE系 ・PFA系 ・FEP系 ・PEEK系 【コーティング膜厚】 30~60 µm
価格帯
納期
用途/実績例
梱包機械の送り機構に使用されるガイド部品・ロール 半導体製造装置におけるウェハーの搬送用ハンド 有機溶剤や樹脂粉末を充填するタンク
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日建塗装工業株式会社は、機能性コーティングの受託加工専門のメーカーとして、創業以来79年にわたり、多様な業界のお客様より信頼をいただいてきました。 非粘着性や潤滑性、耐薬品性などのフッ素樹脂の特性を最大限に引き出す加工技術を強みとし、熱溶着工程向け「Thermo Pro Release」や,刃物・精密金型向けの「NonStick STC」など、お客様の課題解決に直結する高機能コーティングを提供しています。 また、近年、フッ素化合物(PFAS)規制の動きをうけて、フッ素樹脂の代用として注目されている「PEEK樹脂」。日建塗装工業は、1999年にPEEK樹脂のコーティング「PEEKCOAT」を世界で初めて事業化。20年以上にわたり蓄積してきた確かな知見とノウハウをもとに、次世代のPEEKコーティングの可能性を切り拓くべく、研究開発により一層注力しております!「PEEKコーティングと言えば日建塗装工業」と言われる存在を目指し、常に第一線を走り続けます! 「技術で信頼を築く、機能性コーティングのベストパートナー」として、日建塗装工業はこれからも高品質・高性能な製品作りに貢献していきます。

