食品用としての各種材料の製膜プロセスを検討するにあたり、カーテンコート、ロールコート、シャワーコート等の塗布する方法に替わって、安定して塗布効率が良いエアレス特殊ノズルを使用した低圧エアレススプレー法や、特殊2流体マイクロスプレーによる製膜技術があります。本プロセスは、一般的な2流体エアースプレーを利用されたプロセスとは違い、低圧型のマイクロエアレススプレー及び特殊パターンを形成する２流体マイクロスプレーを利用しましたコーティング技術を応用することにより、短時間成膜の実現と材料使用効率の削減及び材料の無駄、安定性の確保可能となる量産対応のシステムとなります。

ミストフォグエアーにより、液体塗布材料は若干希釈されるとはいえスプレーされた塗布材料は、依然として高い粘度を保有しているので，例えば凹凸面を有した被塗面に対して塗布した場合，垂れ，流れ等の発生が回避され，膜厚を厚く保持することができ、ノズル詰りも発生しにくくなります。通常の霧化エアーにミストフォグ化した溶剤を混合しているため，最低限の溶剤使用量で済み，使用する溶剤量を大幅削減することが可能となります。さらに塗布後の付着した塗膜乾燥速度も促進され，従来より短い乾燥時間ですむ結果も得られます。 例えば、実装基板に溶剤含有型の防湿絶縁材料（Conformal Coating）をスプレー塗布する際、溶解性の良い希釈溶剤を、防湿絶縁材料の原液に対して当量分以上希釈しないと、糸ひき（曳糸性）が生じてしまいます。 溶剤含有型のアクリル系やゴム系防湿材を塗布する場合、エアスプレーやエアレススプレーではエンゼルヘア対策のため重量比で約１：１でないとエンゼルヘアが起きる結果となっている。それを本スプレー塗布装置の使用で、原液塗布した際のミストフォグ発生量は、原液に対し２０％以下の使用で塗布できます。

新開発のノズル機構の採用が、水性塗布材料等を安定した微粒化で、しかも見切り塗布を可能させました。（特許申請済）従来からあります水性防湿絶縁材料は、現存のフィルムコートやエアースプレイなどで塗布する際、塗布液の飛散、発泡、乾燥時間がかかりすぎる等の問題を生じるため、VOC対応が求められる基板業界ではあまり採用が進まなかった。それらの問題を打ち消す工法として、FSCC06セレクトスプレーコーターが誕生しました。従来使用されている溶剤系塗布材と同等の品質、生産性を維持するVOC対応の材料として水性材料が解決の糸口として言われ続けていましたが、上記諸問題で思うように進展されてなかったようでした。しかし今回の開発されたシステムにより、品質維持に加え、安全衛生、環境改善にも大きく寄与することから水性材料の転用、移行が本格的になると思われます。

It became possible to carry out self-amplitude of the flow of particle jet of the spraying fluid atomized in compressed air with a leaf nozzle in the fixed direction. It became possible to carry out amplitude injection at the subject. Liquid viscosity is possible in the range of 5 to 800cps.The prevention effect of rebound is acquired by the subject and the extensive improvement of the coating efficiency is carried out by the discharge of high-speed self-oscillating operation of a leaf nozzle.

微粒子生成のための圧縮気体流を利用してリーフノズルを自己振動させ被塗布物に跳ね返りなく高い塗着率を有して塗布することができ、生成微粒子を医薬品、食品、ケミカルなどの造粒物として使用できるなどした液体スプレー塗布ガンを開発した。リーフノズルが毎秒１０サイクル以上の高速の自己振動動作にて吐出させることにより、高速間欠的動作によって吐出させて行うパルス塗布方法と、同等以上のの液体噴霧流のリバウンドが防止される効果が、リーフノズルと被塗布物間に生まれ、塗着効率が大幅に改善される。従来のパルス塗布方式である吐出噴射バルブの弁を開閉して断続スプレイする機構に比べ、構造が単純となり、可動部分の摩耗、消耗が激しい断続パルス塗布方式に比べて、頻繁な可動部分がないため、故障はほとんどない結果となった。

粘度５０ＣＰＳ 以下の希釈溶剤が含有された樹脂に、体積比で約３０％前後に混合させて作られた低粘度液体材料でも、塗着効率を下げずに直径１０ｍｍ以下の円形状パターンや１０ｍｍ幅以下の線状パターンの成膜をも可能となります。電磁スターラー等により常に撹拌遊動されたフィラー入り液体材料が入った材料タンクから、供給ポンプで、塗布ガン先端まで連続供給してタンクへ戻す循環系のある連続自動吐出装置です。

Best covering by the best deposit efficiency.FSCC06 Selective Spray Coater valve could coat the color paint in the 1mm width line ditch without mask by 0.7mm width spray pattern line. （Patent acquisition ) An attachment picture is the 0.7mm pattern width continuous spray dispensing line coated in FSCC06 Selective Spray Coater System.

オングストローム単位からの成膜も可能な方法として静電印加マイクロスプレー法があります。これは液体微粒子の発生させるFSマイクロスプレーガンに、コロナ帯電方式で，高電圧発生装置より－５ ～３0kV の高電圧をガン先端のニードルに印加されると同時に、このニードル先端部（コロナピン）からコロナ放電（corona-charging）が起こり，被塗物との間に電界をつくり，この電界内を通過した細微粒子も帯電されて被塗物に付着します。その印加された細微粒子を積層することにより薄い膜を均一に形成することができます。細微粒子はその慣性力のみではサブストレートにコーティングすることはできません。静電印加マイクロスプレーは、微粒子のみ抽出し搬送後に、静電気力の応用でサブストレートに吸着することを可能にしました。電子の力でコーティングすることは、エッジに電界が集中する性質があるためカバーレッジが良いと言えます。このような特長から、スピンコートではコーティング不可能な複雑な形状のサブストレートにも成膜することが出来ます。

指定された塗布幅を自動可変するバルブ。 凹凸面、鋭角部の膜厚改善。 低～中粘度塗布液の成膜形成に最適。 乾燥時間の大幅短縮可能。 接液部は分解容易。 溶剤系防湿絶縁材は原液で塗布可能。 （結果：鋭角部の付回り大幅改善）

The spray-type liquid discharge valve can make tornado style flow with the directive by special extension adapter and the nozzle which has an extra-fine narrow. The coating valve which we named FSCC06 gun can have fine edge definition with a thin film.（Patent pending） The use of this coating valve and system can get not only environmental improvement, product quality up and the productivity improvement but also the economic effect of a large cost cut of more than 50% in conformal coating industry.

ドライバーやレンチなどの工具を必要としない分解組立が出来る高性能な精密スプレー塗布ガンです。吐出ノズルの手前に細くて小さい循環回路を追加して、例えば沈降しやすいフィラー入り液体材料を均一スプレー塗布することに成功しました。（日本、韓国、台湾、中国特許取得済。世界特許申請中）