3次元実装構造超伝導デバイスで大面積検出器を実現!
キーワード: 超伝導検出器 X 線 中性子 高分解能 3 次元実装
超伝導センサは、他のセンサでは実現できないような感度をもっています。感度が高いことは、つまり今まで見えなかったものが見えるようになる、ことを意味しています。性能に優れる超伝導センサですが、1 画素あたりの有感面積が小さいことが欠点として挙げられます。 それを克服するために、超伝導業界では殆ど取り組まれていない3 次元実装化に注目しました。3 次元実装とは、デバイスが集積された基板を縦方向に積層化することです。この利点は、通常であれば基板という平面、つまり2 次元空間内でしかデバイスを配置できなかったことが、高さ方向まで拡張できることにあります。単純な構造ではありますが、それを実現するのはなかなか手強く、日々学生達と議論しながら一歩ずつ研究を進めているところです。
- 企業:埼玉大学 オープンイノベーションセンター
- 価格:応相談